ハチプロデザイン

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ヒヨドリなど野鳥雛の正しい餌作り

野鳥の保護飼育は、とくに雛鳥の飼育は、闘いである。
何との闘いかというと、多大にかかる労力をいかに効率良く省力化し、放鳥までの苦しい期間を、いかに生活に支障を来すことなく楽に乗り切るか、という闘いである。

というわけでうちの方法を紹介。
小松菜を用意します。
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白菜でもオッケーですが小松菜の方が良いです。
ツルムラサキだとさらに良いです。

小松菜をみじん切りにして、すり下ろします。
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スピードカッターなどがあると便利。

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すり下ろした青菜汁はラップの上に載せて、
シート状に包んで冷凍庫へ。
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使う時は凍ったシートを取り出し、必要な分のみはさみで切ります
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すりえと青菜を、混ぜてすり下ろします。
本来的にはヒヨドリは4分ぐらいの方が合ってる気はする。
すり餌には「小松菜配合!このまま水でもどせばオーケー」などと書いてあるが、信じてはいけない。

鳥の健康を案じるなら、必ず青菜汁ですり下ろさねばならない。


出来上がったすり餌(1日分)は、タッパに入れて冷蔵庫で保管。
すり餌の硬さは、耳たぶぐらい。
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冷蔵していたすり餌を与える時は…
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湯煎で暖めるべし。
いちいちお湯を沸かすのが面倒なので保温ポットに湯を入れておく。
何故なら鳥の体温は人間よりずっと高いからだ。
常温の食い物や、ましてや冷蔵庫から出したばかりの温度の食い物など、アイスシャーベットのようなものである。
体温より温かくして、与えましょう。
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持っているのは、鳥飼育者にはおなじみ「そだておや」である。
こうやってとんとんとん…と叩くようにして、餌を入れて行く。
そだておやに添付の容器は粟玉専用である。すり餌では使えない。
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日本古来のすり餌の与え方は、竹べらで雛鳥の喉の奥に差し込む押し込むものだが、こちらのそだておやを使えば簡単かつ鳥にストレスを与えない。


おまけ。
うちの養育環境。
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本当は和鳥か九官鳥のケージが良い。(羽根を傷めにくいので)
かごの上にある照明には、自然光と同じ波長の紫外線を発する蛍光灯(爬虫類飼育用)が入っている。
くる病を予防になるかもしれない。