ハチプロデザイン

ステッカー屋 ハチプロデザインのブログです。hachiprodesign@yahoo.co.jp

又聞きによる注文カスタムは受け付けません。

「友達も作って欲しがっているので」ということで追加注文をいただくことがわりと多くあり、大変嬉しく思います。

ですがコレがまたトラブルの元だったりするので、困ったものです。
何回描き直してもNG。「あそこをこーやって、ここをこーやって」と指示をいただいて、直してるうちに「やっぱり最初の案が良いですね。最初の案をこう直して…」の無限ループ。
そして、又聞きなので文面は「その部分の色は違うと思う。前の方がよかった」などという礼儀もへったくれもない簡素な文章。

「メールは全て礼儀正しく書け」などと思ってはいませんが、曖昧な指示で他人を働かせておいて横柄な態度とは、一体どういうことかと常識を疑います。

でもコレ、実はご当人の常識に、そんなに問題のあることじゃないんですよねぇ。

説明します。
よほど間に入ってる人が気が利く人でない限り、伝言ゲームでのカスタム作業は、大抵こうなります。
ここをこうしたいこういうイメージが欲しい…というような、非常に根本的なことについて、直接やりとりができないと、注文主も自分も、非常にストレスになります。
また、幾度も繰り返される不毛な注文に、間に入ってる人も疲労します。
やがてはメールを書く手がおっくうになり、上記のような失礼な注文が来る、という寸法です。
人の礼儀…というか、感情移入能力と範囲には、おのずと限界がある場合が多いです。
自分が直接やりとりしている相手を慮ることはできても、自分の友達の向こうの人に対しては難しい。
それが自然です。

この伝言ゲームによるカスタム注文は、百害あって一利無しです。
無論、そうではない、幸せのうちに完了した又聞きの注文も数多くありますが。

でも、たかがステッカーで険悪な思いなんか、誰もしたくないですよね。
筆者もそうです。

直接注文いただいてたら、上記の問題のほとんどは難なく回避されます。
だから今後、又聞きの注文はいただきません。
友達の友達だからといって、シート価格が安くなることはありませんし、それで筆者の工賃を削っていては、筆者のような弱小絵描きは簡単に餓死できるからです。

筆者は、仕事をいただけることは大変ありがたいと思いますが、それはあくまで筆者の腕を見込んで注文いただいた場合です。
「友達だから安そう」との理由でいただいた注文は、微妙です。(^^;
だから、できれば筆者の友達からの注文も、受けないで済むなら受けたくないというのが正直なところです。
現実的には「オマエは友達だから受けない」と言うのもはばかられるので、「特に安くもしないけどいい?オレよりうまく安くやれるとこ探してみた?」などと断ってから、作業に入るか考える…みたい感じになりますが。

最後に。
又聞きの注文は、今後一切受け付けません。
筆者が将来仲良しになれるかもしれない人と、たかがステッカーのことで険悪になりたくないからです。

だから、カスタム依頼される当人から、直接連絡をください。
当人が情報伝達手段を持っていない場合は、『各自で工夫努力してください』

「そんな細かいことで注文を受け付けないハチプロはダメだ」と思われる場合は、どうぞ他をあたってください。
筆者は、「安かろう」と気楽に又聞きで来る注文をこなして小銭を稼ぐヒマがあるなら、そんなことはせずに、真に筆者の仕事を望んで、なんとかして直接コンタクトしてくださる、誠実なお客さんの仕事のクオリティに貢献したいのです。