ハチプロデザイン

ステッカー屋 ハチプロデザインのブログです。hachiprodesign@yahoo.co.jp

雑談:男の正装

特にお洒落というわけでは決してないが、服装にはそれなりに気を使うようにはしている。
定番を外さずに一定水準以上の値段の服装を揃えておけば問題ない。2ちゃんでなら、ユニクロとイエコンジャケットを着ているオタクさん達をバカにできる。
…とでも思っている輩はわりと多いかもしれない。そんなことはないか。ないよな?
多分。
(ちなみに筆者は'90年代初期頃のイエコンとKISSは大好きである。最近のは好みではないが)

とはいえ何事もベーシックなままでいるのも居心地が悪いもので、ついそこで何かを表現したくなってしまうのがぼくらの性質である。
数万~十数万かけてバイクやクルマを一般の人の目をイヤな感じに釘付けに…あるいは背けさせたり…するような外装にカスタムしてしまうならば、ライダーの方もそれなりの“正装”でもって臨みたい。
そこで最近になって凝っているのがウエアのカスタムである。

以前、A-2にラムちゃん(笑)のバックペイントをしていたのだがさすがにアマチュア時代、その頃の絵のヘタさ加減がどうにも我慢ならなくて実に10年以上もクローゼットの最奥部にリリスよろしく吊り下げたままにしてあったのだが、ペイントを剥がしてリペイントしてしまおうと思い立ち、ガムテープの粘着面でもってシコシコとアクリル絵の具を剥がしていると…
……下の革が破れますた。orz
ろくにメンテもせずに十数年も放置された革ジャケットがいかに脆いか身をもって知る羽目に。
惜しいなぁ…最近ではとんとお目にかかれない、すごく本物に近いA-2だったのだが……

余談だが、ヤフオクを覗くと「A-2」と表記されているモドキのいかに多いことか。
スリーブが途中で継いであったり台襟じゃなかったり背中が一枚革じゃなかったり、シルエットがだぶだぶ…。
これからの季節向けにA-2購入をお考えの皆さん、お気を付けくだされ。
少々高価くてもリアルマッコイとかそこらへんのグレードのにしとくのがよい。
ちなみに筆者が最もカッコイイと思ったA-2は、映画「1941」でジョン・ベルーシが着ていたものである。

それはともかくジャケットカスタムの話である。
ベーシックで、最も気軽に着れて、快適なジャケットといえば、A-2の他にはやはりMA-1が筆頭である。
MA-1はバイク用のジャケットとしては使い勝手はよろしくない(剥き出しのジップがタンクを傷つける。首元が寒い。丈が短くてケツが寒い…オフ車ならさほど問題ないが)のだが、街着としては素晴らしい。
ここ十数年、筆者はアルファの黒を愛用しているが、いまだにしっかりしていてどこにもヘタリはなく、着用に問題はない。これは新品をバーゲンで購入したもの(1万5千円ぐらいだった)だが、定価は2万4千円もする。ヤフオクだとアルファの新品は1万2千円程度である。
レプリカなら1980円ぐらいで売っているが、それでも無理させなければ2~3年ぐらいは普通に着れるから、実はレプリカでもそんなに問題はなかったりする。
しかもレプリカをバカには出来ない。先日コミトレで売ったハチプロカスタムのMA-1レプリカは、撥水加工してあって本物のMA-1より使い勝手が良い。
MA-1は中綿がわりとしっかり入っていて全体的に丸っこい感じのシルエットだが、それが気に入らない向きは作業服屋さんのMA-1レプリカを買えばよい。作業服屋さんのレプリカものはシルエットがもう少しスムースである。
そして本物もレプリカも、どちらも問題なくグラフィックをプリントできる。
そういえばMA-1を裏返して着る「ベイシティコップ」(古!)の藤竜也のスタイルはアリかナシかで、仲間内で意見が割れている。ぼくはアリだと思うのだが…

さて、MA-1。
バックとフロントにグラフィックをプリントして、ボディ持ち込みで8800円。(←営業)
プリント面積合計はA4大を3枚分程度。それより少なければもうちょっと安くなります。
近々カスタムサンプルを掲載するのでしばしお待ちを~。